10月15日(木)は、夕方にリード1回目。
男性TNさん。
夜に、ムーヴLv.0。
女性IBさん、あとは3人新規で男性FSさん、女性TOさん、男性NSさん。
当塾でクライミングを本格始動する場合は、まずはムーヴLv.0を何回か受けていただきます。そこで、ムーヴとトップロープのビレイの安定度を見て、私が「リード講習を受けても大丈夫そうだな。」と感じた時点で、O.K.サインを出す形式です。
で、この“何回か”というのが問題で、1回の人も10回の人もいます。
だから、本人も「あと何回なんだろう。」と不安に思います。
実際、そこで挫折したのか、数回~10回くらいで来なくなった方も数多くいます。
で、素朴な気持ちで、
「あと何回でしょう?」
と質問されるものです。
でも、これって結構難しい質問です。
成長を予想する訳ですからね。
しかも、講習頻度や自主練習頻度にも大きく関わります。
私の心も揺れまくりです。
「あと何回って言ってあげて、モチベーションを保たせてあげたい。」
「でも、実際そのときになって、まだ不安定だと感じた時にダメだって言ったら、もっと悪いし。」
「かと言って、ホントは怪しいのにO.K.出すと、私自身の首を絞めるわ、本人のためにもならないわ。」
そんな迷いまくりの中、実際ときどき
「たぶん、あと1回だと思いますよ。」
と励ますこともあります。
そして、言ったあとに私が不安と戦う訳ですが。
これと同じ現象は、リード3回目の再受講お願い、岩場リード&クラックリード&マルチピッチリードの卒業判定、にも起こります。
まぁ、マルチピッチリードくらいになってくると、講習生も自分が足りないものだらけだと熟知してくるので、「まだダメです!」って言いやすくなるという気がしています。
このシステムが、苦痛でない方の御参加、お待ちしております(笑)。