2015年10月22日木曜日

スラブの畑

10月18日(日)は、岩場リード講習にて、小川山。
男性NMさん、女性TNさん、女性MDさん、女性KIさん。
<紅葉>

小川山で岩場リード講習をやる場合、スラブのムーヴ講習に時間を取ります。

初心者のうちにスラブの苦手イメージを払拭しておいた方が、プラスになります。
だから、4月や11月の割と寒い時期でも、暖かい陽気なら小川山でやりたいくらいです。
<岩探し>

苦手イメージが強い人は、こんな感じです。

自分で岩場に行っている人(ジムリード講習は卒業済み)には、
「えっ!?小川山のスラブでやるんですか?そんなレベルじゃないんで、遠慮します。」

と言われたことがあります。
<「私、スラブの天才かしら?」>

私からは、
「最初は取り付きでのトラバース練習とか、トップロープとかで、怖くなくなるまで練習しますよ。それから順次リードに取り組むから、出来ないことをやれとは言いませんよ。」

と伝えました。
<トップアウトすると見える>

その方、それでホッとしたようでしたが、やっぱりスラブのイメージが悪いのか、申し込みはありません。

それほどまでに、恐れられるスラブ!
こうなってしまうと、マルチピッチ講習までの道のりにも、弊害が出そうです。
<リードで落ちる練習>

一方で、本当に経験のない当塾純正培養組は、とりあえずジムリードを終えて、そのまま岩場リードへと突っ込んで来ます。

でも、講習で何回もスラブのコツをやっているうちに、5.8くらいは普通にオンサイトできるまでになります。
(逆に、垂壁~薄かぶりの岩場経験を積むのが、後回しになる。ただ、これはジムに近いので、ムーヴ講習で補える様子。)
<まだ、恐る恐る登るNMさん>

育った畑、ってヤツですね。

小川山で講習できるのも、あと僅か。
ただ、最も手汗をかかないので、一番完登率の高いシーズン到来でもあります。
具体的な講習内容
・スラブのムーヴ講習
・トップロープでの練習
・トップロープで落ちる練習
・終了点作業(トップロープの回収)
・リードで落ちる練習(KIさん)
・実践本気トライ
KIさん:かわいい女(5.8) 再登
    Song of Pine(5.8) オンサイト
<スラブの天才>

KIさんは、これにて岩場リード講習を卒業としました。
苦手の終了点作業シリーズも、ようやく整理されてきた様子です。

順番前後して、クラックリード講習は卒業しておりますので、ショートルートは基本的なことが分かって来たと思います
<良いホールドがあれば、スメアリングも楽ちん>

<Song of Pine(5.8)をオンサイト>