2015年10月23日金曜日

オンサイトは練習チャンス

10月22日(木)は、リード講習2回目&3回目。
女性ABさん、男性AYさん、男性TNさんが、3人とも連続受講にて。
リードの楽しみに、判断することがあると思います。

・クリップを今すぐするのか、もう一歩上がってからするのか。
・今は、落ちる覚悟でムーヴやっても大丈夫か。
・右のラインにクリップした方が良いのか、左のラインか。

ジムでさえ、単なるスリルではなく、ほんの僅かばかりの冒険要素を感じます。
初心者がリードしているのを見ると、ベテラン勢が色々と口を出したくなるものです。

「そこは、右にクリップしときな。」
「Zクリップだから、下を外せ!」
「落ちても大丈夫だから、もう一手出しちゃえ!」
「足が、右ひざのところにあるよ!」

こういった口出しをされて、理屈に納得して、上手くなる人もいるでしょう。
(「他人から言われる前に、ちゃんと考えなきゃ。」という発想)

でも、「困ったら誰かがアドバイスくれるから、気楽に上に登れば良いや。」という発想になって、思考停止という人も多いようです。
オンサイトってのは、他人からのアドバイス無しで、初見ルートを完登するというルールです。

冒険的に面白い、スポーツ的に総合力が問われて面白い、という話は何回かしていると思います。
さらに、それらに加えて練習方法として、良いルールだと思います。

フリークライミングのルールって、よく出来ていますねー。


具体的な講習内容
・ATCを落とさない方法の確認
・落ちる体勢の確認
・トップロープのビレイの弛ませ具合
・リードでやってはいけない事例集
・墜落距離の計算
・しゃがみビレイ&離れビレイ
・落ちる練習&止める練習
・実践本気トライ
ABさん:垂壁の5.9 オンサイト、垂壁の5.10a テンション掛けつつムーヴ解決
AYさん:薄かぶりの5.10b テンション掛けつつムーヴ解決
TNさん:垂壁の5.10c 終了点直下で惜しくもフォール。1テン