4月22日(土)は、マルチピッチリード講習にて、越沢。
女性STさん、男性ITさん。
本日の感想集。STさん
「レスト出来るようになった。→滞在可能な時間が増えて、落ち着けた。→怖さが、だいぶマシになった。」
最近は、ジムでグレードを上げることよりも、レスト態勢やクリップ戦略を磨くことに執着しているのが、成果として現れた喜びでした。
ITさん
「感覚的に、マルチは高度感が怖いっていうのが、ほとんど無くなって来た。だいぶ、現実的なリスクを怖がれるようになってきた。」
その通りではありますが、まだまだだと思い知らされる日も、また来るでしょう。
STさん
「まさかの失敗で、すごい勉強になった。」
例によって例の如く、ルベルソのセカンドビレイで、セット失敗。
ITさん
「ビレイ点作りで、時間掛かり過ぎてるようじゃダメだ。登るのより時間が掛かった。でも、怖いし、作りかけの状態でセルフ取ったりしてたら、色々混乱してしまった。」
ハンギングのビレイ点作成にて。
プロテクションが良ければ安心して登り、悪ければ慎重に、ロープワークはテラスであっても慎重に。
当たり前のことですが、底知れず奥深いようです。
確保はバッチリでも、高度感でパニック気味の判断になることもあります。
易しいピッチでも、落ちたら死亡するようなランナウトでは、岩が欠けないように登ることすらも自己責任です。
足場がしっかりしていても、セルフを外していれば、うっかり死ぬこともあります。
最初は、そんなことばかりです。
そして、マルチピッチをまともに登れるようになるには、重要なポイントだと思いますよ。
だいぶ越沢が怖くなくなって来たのは、良かったです。
ムーヴにせよ、リスク判断にせよ、最低限の技術があって、ようやく越沢が楽しめるようになる気もします(笑)。
本日は、早めに雨が降って来て、昨年A0しながらトップアウトしたラインのリベンジとはならず。
でも、充実感は得ていたようなので、まずまずでした。