上書きしてしまうので、4月6日(木)の午前0時より予約受付開始であることを、ここに載せておきます。
4月2日(日)は、クラックリード講習にて、城ヶ崎。
女性NMさん、男性KBさん、男性SGさん。
講習中、立木での懸垂下降をやってもらうことは多々あります。今回、鬼ころし、純の共通終了点である、立木にて。
広めのテラスなので、セルフビレイ無し作業している人も、ときどき見かけます。
ただ、作業に没頭したり、ロープダウン時にロープに足を絡ませてしまう、といった事故例もあります。
という訳で、講習的にはセルフビレイを取ってほしい場面。
(そういうリスクも承知したうえで、気を付けてノーセルフを採用しているガイドもいます)
さて、今回もあったのですが、ここでヌンチャク1本でセルフビレイとする講習生が結構います。
本人に尋ねると
「安定した足場だから、実際にはセルフは念のためだし、ヌンチャク1本で十分だと思いました。」
つまり、安定した足場を1つ目の安全、ヌンチャクセルフを2つ目の安全、として合算しているようです。
似た理屈で
“リード中に落ちる確率が少ないセクションは、ちょっと不安なプロテクション(orランナウトor固め取り無し)でも我慢できる”
ってのが、よくあると思います。
<ちょっと、エイド練習も>
「セルフにテンションを掛け続けている限りは、外れることは無い。ただ、足場が良いなどで緩めていると、テンション掛ける際に(逆クリップが外れるように)外れてしまうこともある。むしろ、足場の良いときのセルフこそ、環付きorヌンチャク交互なのでは?」
私も初級者時代、どっちの気持ちも分かると思ったので悩みどころでした。
で、「足場が良いときこそ、むしろ環付き」を採用しています。
ルールとして、「セルフを緩めるときは、環付きorカラビナ交互」という風に説明したりします。
安定した足場は、1つの安全装置と見なすべきか?
それとも、むしろセルフを緩めがちで、リスキーな場面か?
サラッと説明しちゃうことも多いけれど、なかなか難しいです。
例を変えながら、何年も同じような話を書いている気がします。
つまらないと思ったら、読まないでくださいませ。
<フラッシュダンス>
SGさん:フラッシュダンス(5.9) オンサイトトライにて、ハングドッグしてトップアウト。エイドも交えて、なかなか良い経験になったようです。
さて、SGさんは、今回でクラックリード講習を卒業といたしました。
登りも慎重になってきて、なかなか良い感じでした。
マルチ講習も受けたいそうなので、今後ともよろしくお願いいたします。