2017年10月7日土曜日

ダラリンビレイへの個人的疑問

10月6日(金)は、リード3回目。
女性MYさん、女性MKさん、女性FSさん、男性MKさん。
講習とは関係ないのですが、前日にビレイについてちょっとした話になりました。

「上級者のビレイは、下部でもダルダルですよね。」
たしかに、そういうのを見ますよね。

その人は、それを真似してダラリンビレイを取り入れた様子。
「ヤバそうなときは、ちゃんと弛みを取るけど、不意落ちは(グランドしても)仕方ないかなー。」
なるほど、なるほど。

ただ、個人的には1つ疑問があるんですよ。
「ある程度オブザベに自信があり、他にムーヴ選択肢が無いと割り切って躊躇なく確率の悪いムーヴを実行する」
ということもあると思います。
少なくとも僕は、ジムのオンサイトトライでは、そういう戦略を多用しています。

だから、初級者の人にビレイを頼むと、躊躇なくムーヴを繰り出したがために、「余裕そうでしたね。」と言われたりします。

ただ、本人的な感想は全く違います。
「いやいや、あそこの一手も数パーセント落ちそうだったし、あそこの足上げも10%ぐらい落ちそうだったし、あそこのヒールも抜けないか不安がありました。下部の3ピン目までだって、何回も確実じゃないデッドを繰り返してたんですよ。大体、次のホールドの掛かりが見えないデッドもあって、ドキドキもんですよ!通算したら、3割ぐらい落ちそうでしたよ!」
など。
という訳で、ダラリンビレイは、僕は自分より経験の無い人にやられたらビビります。

ただ、
「実際にダラリンビレイをしている人って、僕なんかよりよっぽど上手い人が多かったりするので、あれはあれで何とかする術があるのではなかろうか?」
という疑問もあります。
懐疑的に思いつつも、下界から天上界は見えづらい法則があるので、断定もできないというのが本音です。(ちょっと会話してみても、よく分からない。)

歯切れが悪い結論で申し訳ないですが、私の実力で言えることは、この程度です。


さて、本日の4人は全員ジムリード講習を卒業といたしました。
もし良かったら、またムーヴ講習なり、岩場リード講習なりでお会いしましょう。