2019年1月3日木曜日

冬休みの日記

明けましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願いします。

2月の予約受付は、1月6日(日)の夜22時スタートです。
念のため。

12月31日(月)~1月2日(水)は、1人で笊ヶ岳登山。
が、しかし。
登山道が荒廃しており、登ることは出来ませんでした。
<歩きだして、しばらくして太陽>

寒波にビビって、南アルプス南部へ。
標高2,700mくらいなら、ワカンで膝前後のラッセルであろうと踏んで。

そもそも、2,000mぐらいまでは、ほとんど雪も無いだろうし。 
ある程度、サクサク進めるでしょう。
前日までの寒波も緩み、軍手で快適にアプローチを歩きます。

しかし、沢の100mほど上をトラバースする登山道は、かよわい程に細く、崖崩れも多数。
沢登りの高巻きみたいな感じです。

橋も崩壊しており、「立ち入り禁止」とまで書かれています。

とはいえ、1時間くらい行けば沢を渡渉して対岸の尾根登りになることが分かっているので、看板は無視して自己責任入山。
<ベルグラ風な巻き道>

が、行く手をベルグラ風なものが塞ぎ、アイゼン装着。
残念ながら、突破できずに戻ります。

ピッケルも装着。
それでもリスクが高そうで、突破できずに戻ります。

「ロープが無いと、登山道がちょっと壊れただけでも山を歩けない。」という、過去何度も味わった無力感に苛まれつつ、敗退。

ただ、10分ほど手前に沢床に降りる作業道があったので、少し沢歩きして再度登山道に合流するラインが無いかを模索することに。
<沢歩き>

大した沢じゃなくても、登山靴、ロープ無しだと行動範囲狭し。

200mぐらい遡行して、滝に直面して、大高巻き開始。
これで、ちょうどベルグラで敗退した箇所の先の登山道へ合流!

やはり、こうやって色々工夫しながら突破するのは楽しい。
<壊れた橋が連発>

が、しかし。
ここからも、さらに壊れた橋が続く。
何個か目に、いよいよ危なすぎるので、敗退決定。

帰り道も、気を付けて戻ります。
色々ありつつも、昼過ぎには下山。

年越しを車中泊で過ごし、日帰りハイキングして帰るという方向に。 
<明けましておめでとうございます>

登山口も近い、七面山。

信仰登山の山らしく、標高差1,400mの大半が参道っぽくなっており、人の往来も多いです。
冬靴、80Lザックは、いかにも不釣り合いですけど、御容赦ください。
<山頂1時間ほど手前に、大きな宿坊あり>

ラスト1時間だけが登山道で、七面山の山頂。
八鉱嶺へのピストンも計画していました。
が、道がそんなに良くない上に、地形図を持っていない(山と高原地図のみ)という不安要素が大きく、中止。
またしても、14時前に下山。

結構充実したので帰っても良いかなと思いつつ、この機会にもう一山。
富士山の北側、西湖の畔にある十二ヶ岳。

この山、低山の割には岩場もあって登り応えがあるし、クライミングの岩場もあるので、富士山ガイド仲間とは時々話題には上がります。
これ絶好の機会と、車中泊をもう1泊。 
<おはようございます>

そんな訳で、3日目。

眼下に西湖、河口湖、左手に山中湖、三ツ峠が見渡せます。
富士山から色々見えて、ガイド中に解説するものの、三ツ峠にしか愛着が無くて後ろめたい気分もありました。

周りの低山も少し知れたことで、気持ちも楽になりますねー。
<とりあえず毛無山>

<十二ヶ岳への縦走>

<十二ヶ岳>

<ついでに、鬼ヶ岳にも足を伸ばす>

<ついでに、節刀ヶ岳にも足を伸ばす>

<林の中から、岩場を覗き見る>

本日も、早めの下山。
ただ、十分に疲れきっていたので、これはこれで充実した正月だったかなと思います。

さてさて、本年もどうぞよろしくお願いいたします。