11月13日(火)の1コマ目は、常連女性SMさん。
岩場体験、クラック体験と終えて、しばらくはジム講習の予定です。
講習をしていると、「えっ!?これが分からない?」
と、思う機会は普通のクライマーの100倍くらいあると思います。
でも、それに答えるのが仕事なので、気にせず質問して頂いて構いません。
が、逆に、
「あれっ!?そんなに出来るようになるものなの?」
と、驚くこともあります。
SMさん、最近まではトップロープのビレイも苦手意識全開。
「出来れば避けたい・・・」
くらいの勢いでした。
しかし、ようやっとビレイを頑張る覚悟が座って来たらしく、ここ1ヶ月くらいは頑張り始めております。
とはいえ、3週間前は岩場でトップロープのビレイをするだけでも、悲鳴を上げながらロープに引きずられる状態。
「これは、リードのビレイまでの日数が正直読めない・・・」
と、私も不安になりました。
それが、本日は体重差で浮き上がるようなビレイでも、全くパニックになることなく!
「あれっ!?それが出来るなら、トップロープのビレイはオッケーですよ。」
<本日は、ちょっとした成果あり。垂壁の長い5.6もリードしました。>
私の教え方で良くなるような記憶はないし、本人が努力する暇もなかったでしょう。
もしかして、
「ビレイ頑張るぞ!」
って覚悟が、日に日に明確になったことくらい?
同じ練習量でも、気の持ちようで得られるものは違います。
が・・・。
気持ち一つで、過去の練習を活かす効果まであったんでしょうか?
いずれにせよ、良かったですね。
具体的な講習内容
・“体がぐらつかないこと”を意識して登る
・5.6でリード練習(クリップしたヌンチャクより下で落ちる練習)
・トップロープのビレイ練習
リードのビレイと共に、リードでパニックにならないことが当面の目標でしょう。