2012年11月26日月曜日

夕方からの盛り上がり

11月18日(日)は、湯川にてクラック講習。
前日からの男性ONさん、男性Hさん。
そして、常連男性NMさん、新規の男性HOさんの合計4名。
講習生のモチベーションを感じ入る一日。

この日の湯川は、大混雑。
なんと、右端エリアに我々以外にも講習会が2組も。
(お客様10人くらい、お客様6人くらい)
午前中は、リード練習のカムセットなんてやらせてもらえる雰囲気ではありません。

カムセット練習は、

①本人がカムセットしながら登る
②私がチェックしに登りに行く
(コメントや、より良いセットを隣に残して来たりする)

③本人が、再度それを確認しに登りに行く

という流れで、ルートの占拠著しいのです。
そこで、午後からセット練習を開始。
なんとか3時前に、ONさんが合格ギリギリのカムセット。

僕も、リードさせるか迷いましたが、本人の強い希望&「ミスした点は、自分でも分かってます」との意見により、リード決行!
安全管理者の私が、お客様の意見で判断を変えるのは原則的に良くないんですが、これくらいは
許容範囲かな?

3時過ぎ、他の講習会も引き上げる雰囲気の中で、いよいよ本気のリードトライ!
いつもながら、本気トライのビレイも緊張。
順調に高度を上げる。
と、ここでナッツを決めるも、ヌンチャクを持ってきていないミスが発覚!

どうにか対処して、トライ続行。
完登して歓喜のONさん横で、初のクラック講習を受講中のHOさん。

かなり刺激を受けていた様子でした。

さて、夕方4時にようやく合格点のカムセットに成功したNMさん。
疲労しきった体にムチ打って、ヘッドライトを念のために身に着けて、リードトライです。

ONさんの、「是非一緒に卒業しましょう!」
という言葉に後押しされたかな?
これまで、そんなに苦労はしていなかった核心部分で、何度も何度も落ちそうになります。
見ているだけで、胸が締まります。

そして、なんとか完登!

本人も
「自分としても、リードはまだちょっと危ないかも、とは思いました。」
との話。
無理やりクラック講習を卒業する2人の脇で、手首の怪我が完治しない状態でクラックと格闘したHさん。

思い切って攻められない自分に、ふがいなさそうでした。
復活お待ちしております。
具体的な講習内容
・テーピングの巻き方(HOさん)
・ハンドジャム、フットジャムの基礎練習
・フィンガージャム
・疑似リードによるカムセット練習(ONさん、NMさん)
・地上でのカムセット練習(Hさん、HOさん)
・実践リードトライ(ONさん:台湾坊主、NMさん:北風小僧)

夕方、薄暗くなってからが一番の盛り上がり!
素晴らしいモチベーションでした。