2012年12月18日火曜日

「クライミングより、マルチピッチの方が楽しい」?

12月14日(金)は、越沢バットレスにて、マルチピッチ体験。
高崎の常連女性HMさん。

<まだ山歩きも初心者っぽい雰囲気>
HMさんは、富士山ガイドツアーで偶然私が担当したお客様。
夏からクライミングを始め、月1回程度の岩場講習、月1回程度のジム講習を受講しております。

<登る前の事前講習>
2日前に、ジムでのリード講習を終え、今回はいよいよマルチピッチ体験!
当塾の場合、ほとんどの方は

「アルパインクライミングやりたい」
「夏のマルチピッチやりたい」
といった構想があります。

が、HMさんの場合は、バリエーションとかマルチピッチ、アルパインなんて言葉は、イメージがありません(笑)。

<第一の核心部、無事に突破。>
「山とクライミングは、別物」
というイメージです。

単純に、山を登りたい、クライミングをやってみたい、という別々のモチベーションで今に至ります。

<レストできるポイントでも、まだまだ落ち着くのは無理で、グイグイ登ってしまう>
山好きでアルパインクライミングを志す人も、

1年、2年とスポーツクライミングに打ち込むうちに、
「これ自体、わりと楽しいかも」
とハマって行く人は多いです。

が、それとは違う始め方です。

でも、どっちも好きだという人は、正直言って教えやすい!

<2ピッチ目を終えた段階で、かなりテンションは上がっている>
で、終了点に着くと

「クライミングより、こっちの方が楽しいです!」
という感想。

マルチピッチも、クライミングなんですけどね。

<核心部。なんとかノーテンションで突破!>
とはいえ、

「しばらくは、フォローでも十分楽しめそうです。」

という消極的でありつつ、マルチピッチには積極的な気持ちを話しておられました。


<全ピッチを、オールフリー・オールフォローで完登した喜び!>
「せっかく登ったのに、すぐに降りるのは勿体ないです」

という希望により、岩場の上を歩き回って、神社などを見て回りました。
色々な面で、初々しいですね。

<懸垂下降>
具体的な講習内容
・スリングの収納方法
・アルパインクイックドローの作り方
・ハーネスのギアラックの整理方法
・コールの流れ、コール無しの流れ
・カウテールの作り方
・壁の中では、常にビレイされている状態を保つ、という考え方
・懸垂下降
・実践マルチピッチ(一般ルート、3P、Ⅴマイナス)