3月15日(日)は、アイスクライミング講習にて、南沢小滝。
男性ONさん、女性SGさん、新規男性TMさん。
<数日前の予報に反して、晴れ>
オーバーハングは、滅多に無いです。
<並んだだけで、上手さの順位が付けられそう>
で、この垂直っていうのを、英語でそのまま“バーチカル”。
(本当は、バーティカルの方が発音が近い?)
あるいは、“バーチカルアイス”なんて言います。
<だいぶサマになってます>
ちょっとしたスタンスがあっても、ノーハンドレスト出来ない。
アックスを振るときに、身体を壁から離すので、重力を感じる。
なんで、70度~90度も、バーチカルと呼ぶ人も居ます。
90度そのものが、本当の意味でのバーチカルなんですが。
<ONさん、疑似リード>
単純に考えれば、
“完全に90度で、50mくらい長さがあって、氷質が相当硬い(or脆い)”
というのが、理論上の最高グレード。
これがⅥ級(6級)ってことかなー、と私も最初思っていました。
<TMさん、スクリュー回収>
“90度~80度がミックスされて、40mくらいで、氷質そこそこ”
くらいでも、Ⅵ級とグレーディングされているようです。
たぶん、理想的に難しい氷が、自然界になかなか無いからじゃないでしょうか?
<SGさん、行きまーす>
※その日の氷の中で、一番易しいラインを登った場合です。
<テムレスで、手蒸れず>
南沢小滝
“80度だが顕著な凹角で傾斜を殺せることが多く、高さ10mくらいだが実質6mくらいで、氷質は穴だらけ(超人気エリアにつき)”
弱点でⅣ級、攻めるラインならⅣ+?
<初リードを達成!>
“傾斜70度~80度で、高さ30mだが実質15m、氷質は穴だらけ”
弱点でⅣ+、攻めるラインならⅤ-~Ⅴ?
<TMさん、スクリュー回収を達成!>
“傾斜80度~85度で浅い凹角で傾斜を幾分殺せることが多く、高さ15mで実質10m弱、寒いので氷質は硬めなことが多い”
弱点でⅤ-、攻めるラインならⅤ~Ⅴ+?
八ヶ岳最難などと書かれていたりするけれど、それは大袈裟すぎると感じます。
<さぁ、もう1本行くわよ>
アイスクライミングそのものが、グレードを追うスポーツとは違うと思いますしね。
<攻めるラインをリードする、ONさん>
とりあえず、南沢小滝、大滝あたりは、バーチカルアイス入門じゃないでしょうかねー。
<スクリュー打ちましょう、そうしましょう>
これだけ書いておいて何ですが、死語なのかも。
なんだか格好悪いけれど、便利な言葉だとは思うんですがねー。
<完登!>
ちなみに、先日マリさんに会ったときの会話。
私:
「~~の滝って、どのくらい傾斜ありました?何級くらいっすかね?」
マリさん:
「うーん、一番傾斜強いとこしか登ってないから、よく分かんない。」
私:
「あー、なるほど。」
上手い人は、グレードなんて関係ないんですね!