2016年2月8日月曜日

不死鳥のように

2月7日(日)は、アイスクライミング講習にて、西上州の神津牧場。
女性ARさん、女性WNさん。
<久々のWNさん>

秋頃、すっかりクライミング恐怖症に陥っていたARさん。

一度、長門さんの講習に行ったのが良かったようで、すっかり元気になりました。
<渡渉ムーヴ>

さて、今回はWNさん。

ネパールでの3週間のトレッキングで、寒さと高所疲れがあったのか、
「何で、こんなツライことをやっているんだろう?」

という思いは、ピークに。

「帰ったら、山もクライミングも絶対に辞めよう。」
と誓っていたそうです。
<入門砦>

行きの道すがら話を聞くと、ネパール前後のクライミングでも、練習するごとに故障して数週間のレストに入ること3回・・・。

年末くらいから、実質的にほとんど練習にならず、マイナスイメージの先行もあるようです。
<SGさんと似たフォーム>

そんなときは、優しいインストラクターの長門さんがオススメですねー。

しかし、前々から予約してしまっていた、今回のアイス講習に何とかドタキャンせずに参加。
実際、1週間前ぐらいまでは、脇腹の痛みが酷くて、キャンセルを考えていたとか。

※参加条件の5.10cのR.P.も、今は出来る状態には無いことが不安でもあった様子。

ネパールの疲れもあってか、いつもよりボーっとしがちなWNさん。
「調子も悪そうなんで、無理しない範囲で行きましょうか。」
<レストに慣れて来ました>

また、今回の2人は、過去の経験から
「自分は、アイスクライミングが苦手だ。」
というイメージにとらわれがち。

「まぁまぁ、そう言わずにコツコツやれば大丈夫ですよ。」
と、1つ1つ講習して行きます。
<AR姫の疑似リード>

WNさんは、まずは楽しくアイスクライミングをすることに成功しました。

レストと、スクリュー回収も実践して、
「本当に、楽しかったです。」
と言ってくれたのが、何よりでした。
<だいぶ安定してきました>

そして、
「私は、一生リードはしません。」
と宣言していたARさん。

「まぁ、とりあえず疑似リードしてみてください。」
という流れで、練習。

実際、自分が1年前よりも遥かに安定して登れているせいか、思いのほか楽しかったようです。
自分で自分に、感動しておりました(笑)。
<不死鳥>

今回の2人は、自信を失うことが過去にも何度もありました。
人によるとは言いますが、2人は自信の波が大きく揺れるタイプだと感じています。

そのタイミングに、たまたま講習だったこともあれば、自力や仲間の助けで蘇ったこともあるでしょう。

結局、競争ではないので、本人なりに練習すれば良いのですよ。
目標達成には期限もないので、
「こんな目標、一生ムリ」
と思わなくて大丈夫です。

特に、講習でやっていることは、高グレードを登ることではありません。
あらゆる分野で、初級ルートを登るためのノウハウです。
ほぼ誰でも、続けていれば、いつか必ずできるはずですよ。