2016年6月28日火曜日

岩も水もの

6月27日(月)は、自分のクライミングにて、ミズガキ。
N田くん、S藤くんの他2名と、計5名の大所帯にて。
<名無しの権兵衛>

氷は水もの、毎年状態も変わるし、1人登れば穴が増えたりしてルートも変わります。
他に、沢登りも水量次第だし、雪山なんて水ものっぷりを楽しんでいるような感じです。

一方、「岩は、10年前とそんなに変わらず、そこにあってくれるから良いんだ。」みたいな話があります。

ルートも残るし、難易度も変わらないです。
「あそこは、こういうムーヴだった?」なんて話を、数年前に登った友人に尋ねたりできるのも、面白いです。
ただ、例外も色々。

本日登った“悪魔の踊り”(5.12a)。
2年前にトライした際は、マスターカム黄色だった場所が、今回はキャメロット0.4(グレー)に。
さらに、何度かフォールしているうちに穴が広がって、カムの歯が開ききってしまいました!
そこに、マスターカムオレンジを入れると、なかなかピッタリです・・・。

ちなみに、落ちているのは最上部なので、カムが2個吹っ飛んだとしても、怪我しないとは思います。

今までの経験上、こういう風化したクラックは、オンサイトレベルのものしか触らない私。
こんなカムで何度も落ちるのは、初めてです。
<青年実業家>

もちろんR.P.できて嬉しいんですが、2年前と同じ課題を克服して、自分の成長を実感できるかというと、ちょっと良く分からないんですよね。

当時よりトライされている分、表面のホールドも安定して、登りやすくなってますしね。
もしかしたら、グレードダウンされるかもしれません(笑)。

自分の成長は、他で試すことにしましょう。
<“文武は両道”をトライするS藤くん>

ちなみに、“万物流転”というクラックも登りました。

ミズガキ本によると。
「クラック内部の風化が激しく初登時にはグランドフォールが連発したため、プロテクション用にケミカルアンカーが設置してある。」

で、10年経って、どなたかの再掃除も入ったように見えますが、どうでしょう?

パッと見、ボルト2本目から上は、だいぶクラックが安定して見えます。
さっきまでフォールしていた、悪魔の踊りのカムポイントに比べたら、随分綺麗なクラックですよ(笑)!
たぶん、初登時とは状態が違うんでしょうな。

という訳で、残置無視トライ。
ボルト1本目は、やっぱり怖さが残っていましたが、2本目以降は予想通りまずまずのクラックでした。

こういう場合、ボルトを抜いてアップデートするべきか否か、みたいな問題。
ときどき話題に上がりますが、今回はスルーしましょう。
<見事にオンサイトしました>

具体的に登ったルート
・名無しの権兵衛(下部20m分のみ、5.10a) アップ。いつも思うんですけど、5.10cありそう?
・悪魔の踊り(5.12a) 1トライ目でムーヴ解決、2トライ目でR.P.。通算3日目?
・万物流転(5.11a) NPでオンサイト。ボルト2本目あたりからは、普通のクラックっぽい。