6月8日(水)は、小川山。
ジムでは少々登っていましたが、一ヶ月ぶりの自分のクライミング。
N田くん、K田さんと3人で。
<アップで、ジャックと豆の木を7年ぶりに登る>
対して、フラッシュはそうでもないと思います。
ルール上は、他人の登りを見たり、ホールドやプロテクションなどの事前情報をもらったりしての完登です。
<さすが人気ルートは、快適です>
「どうせフラッシュなんだから、どんだけ情報聞いてもルール上はアリなんだよね!?」
と情報収集しまくり。
懲り症な私は、相当頑張って情報収集したことが何回かあります。
<オーバーヒート(5.11c)に、メタメタにやられるの巻>
たぶん、当時は一撃という記録が欲しかったんだと思います。
名誉欲という気もしますが、たかだか5.11でクライミング界には何の影響もない、個人的な話です。
純粋に、自分の中で分かりやすい成果が欲しかったんでしょうね。
<ムズイっす>
ここで、どうせなら情報収集しまくるか、
「記録はフラッシュだけど、なるべくオンサイトっぽく情報聞かないで頑張った方が楽しいかも。」
と考えるか、という話。
<梅雨の割に、岩はパリパリ>
が、講習生向けとしては、だいぶマニアックな話題になります。
ハングドッグ中に、カムセット態勢が作れないことを理由に、テンション状態で次のカムセット。
すると、常にランナウトしない状態でムーヴをトライ出来てしまうんですよ(笑)。
「あんまりやると、結局トップロープリハーサルと同じだよねー。」
とか言いつつ、ゼロには出来ません。
<少しランナウトして、どうにかカムセット態勢を作る。ハングドッグにしても、できればこうありたいと願うのだが。>
親しいクライマーなら、「そりゃ、どうなの?」という野次っちゃうこともあります(笑)。
こうなってくると、カムに自信が付いてきた中級者であれば、トップロープとの差はゼロに近いです(笑)。
感覚的には、プリクリ棒を腰に下げてハングドッグしている人に近い・・・。
<こういうの、やっちゃいますよねー。>
「トップロープさえしなけりゃ良いのか?」
という御指摘は、我々も受け入れざるを得ず。
でも、トップアウトしてカム回収するとか、テンション中に危なっかしいカムは修正すべきとか、仕方ない理由も色々あります。
つまり、自分ルールを作るのも難しいので、あとは心意気次第?
<テラス>
「えー、そこまでやっちゃうの?それ、どうなの?」
と軽口を叩きながらトライすることが出来ました。
<卒業試験(5.10a?)>
これって、3~4トライでのR.P.と同じくらい意義に感じますが、いかがでしょう?
バリエーションルートで、トポ無視で登るつもりが、先行パーティーが居て、ルートファインディングを助けられちゃうとか。
そういう、仕方ない場面もあります。
<弓形クラック(5.10b)>
クライミングも登山も、やればやるほど分かりやすい成果から遠ざかって行くような気がします。
まぁ、トップレベルでもない限り、雑誌に成果を発表することもないから、自己満足で良いんですけどね。
<明るいうちに降りました>
このブログを書いてて、本当に誰がターゲットなのか分からなくなりますね。
初心者さん相手に、レストやらビレイやらルールやらの話をすることもあれば。
今回みたいにマニアックなネタは、楽しむ顔が極一部しか思い浮かばなかったり。
具体的に登ったルート
・ジャックと豆の木(5.10b/c) アップ
・オーバーヒート(5.11c)
1トライ目:出だし敗退。カムセット態勢が作れず。
2トライ目:ハングドッグして、トップアウト。ムーヴ自体は解決。カムセット態勢が1か所未解決。
3トライ目:カムセット態勢が、1か所未解決のまま。ただ、ムーヴ自体の精度は上がって来た。
面白いルートなんだけど、プロテクション態勢が出来ないってのが、チャレンジ欲をそがれますねー。
無理して手繰り落ちとか、甘いカムセットで突っ込んじゃうとか、そういう事故を考えちゃいます。