2011年6月4日土曜日

リードの緊張感

6月3日(金)の夕方は、ランナウトにてリード講習。
今回は、常連男性のKさん。

普段のリード講習では、リードの危険、ビレイの方法、実際に落ちる練習といった内容がメインです。
ただ、彼はリード講習を急ぐ訳ではなく、ムーヴも込みでジックリ受講して下さっています。

そこで、今回はリードのコツに重点を置き、1番易しいルートで何度もリードの反復練習を行いました。
繰り返し登るうちに疲れてきますので、パンプした状態での休み方、クリップ態勢などを、本能的に感じてもらえたようです。

ちなみに、トップロープだとついつい雑になりがちなKさんですが、リードだと足も丁寧に選べていました。
緊張すると、リラックスして新しいことを学びにくい反面、出来るはずのことは丁寧にやるようになったりしますね。

こんなリードの緊張感を利用して、色々なトレーニングが可能です。
それに加えて、山では基本的に緊張感のあるクライミングですから、山屋ならば緊張状態で出来ることは増やさねばなりません。

また、この手の練習法に関して紹介し出すと長いので、とりあえず今回はここまでに(笑)。


具体的な講習内容
・オープンハンド、ネコ足(復習)
・クリップ(復習)
・疑似リード(問題なし)
・落ちる練習(色々なパターンで)
・ビレイの繰り出し練習
・実際に簡単なルートを繰り返しリードして勘を掴む(クライムダウン含む)

今回、リードの刺激も、Kさんには楽しかったようですね。何よりです。