3月20日(火)は、城ヶ崎にてクラック講習。
本日は、土日に引き続き常連女性のTZさん。
本当は、3日間でマルチピッチ技術を固める予定でしたが、雨やら何やらで、基礎固めに変更です。
今回は、クラックの岩場ですが、講習内容はロープワークやカムの扱いです。クラックは、1ピッチのアルパインクライミングなので、
・カムの技術
・戦術
・ロープワーク
などを練習する場としては最適です。
今回やったことの1つに、
・持って行くギアの量を極力減らしてみる
ということがあります。
重くなれば、それだけ登りにくくなるので、軽い方が楽です。
とはいえ、
「途中でギアが足りなくなったら!?」
という不安で、ついつい多めになるものです。
この心理は、僕らでも同じこと。
実際に、足りなくて敗退する可能性だってあるので、ついつい多めを好んでしまいます。
それでも、
「ちょっとでも軽くできないかな?」
と、ルートを登る前に悩む時間を毎回過ごすこと自体が、良い勉強になると思うのです。
実際、本当に上手い先輩諸氏は、登り切ったときにカムの残りの少ないこと少ないこと!
TZさん、実はカムだけでなくスリング・カラビナ類も多めに持って行く癖がありました。
が、土日のロープワーク講習で、スリングが足りない場合の作業方法を練習した甲斐あり!
かなり、腰回りもスッキリして登ることが出来るようになりました。
荷物が軽いと本当に楽ですね。
これと同じく、ビレイ中に厚着をして体を保温していても、本気トライする瞬間は薄着になると良いです。
厚着のまま登るより、1グレードくらいも楽になったりするものですよ。
これは、ギアが足りなくなる心配の無い軽量化なので、とても簡単!
こういうゲレンデでは、脱ぎ着が簡単な厚手のフリースやダウンなどがオススメです。
具体的な講習内容
ルート:Ⅲ級ライン、Ⅳ級ライン、鬼ころし(5.7)、純(5.8)
・カムセットのチェック総復習(リードしたものを、講師が一応チェックし、本人がトップロープで再登。4ルート)
・スリング類を減らす、カム類もちょっとだけ減らす努力
・トップロープセット、懸垂下降での回収の反復練習
・ビレイポイントの作り方を再確認(3点の場合、初級者には「2点で固定分散して、1点をバックアップに使う」方法をオススメしております)
久々のマンツーマンだったのでカムセットの復習もガンガンやってみましたが、結構出来ておりました。
僕としても、これは一安心です。