1月16日(金)は、1コマ目がムーヴLv.0で、女性OGさん。
2コマ目がムーヴLv.1で、男性ONさん。
ちなみに、ONさんはこの1週間で3回出て来ましたが、全員別人です。
クライミングをやっていると、同じグレードにとどまる期間があります。私も、フェースだと5年くらい前に5.12aをオンサイトして以来、全く変化なしです。
ただ、その5年で成長していると感じています。
ちなみに、最初の2年くらいは、伸び止まりっぽく感じていました。
実際に、ほとんどクライミングしていなかった時期もありますしね。
まず、分かりやすい例で言えば、
・オブザベーション能力
・同じグレードでも、苦手なムーヴや形状が減ったこと
・省エネ技術
などなど。
これって、最高グレードには直結しなかったりします。
でも結果的に、マルチっぽくなればなるほど、「進歩したなぁ。」と感じます。
もう1つは、
・落ちそうなときの土壇場のガンバリ
・出来なかったムーヴを再トライするとき
そういう方法論が増えました。
以前は、レストポイントの工夫、足位置、フリか正対か、といった基礎的な意識が8割を占めていました。
ムーヴのコツ的な意識は、レパートリーが少なかったので、難しかったんです。
あとは、「気合いが足りなかったか!?」と自問自答(笑)。
今の方が、
・ホールディング
・体幹
・骨盤の出し入れ
・反動の方向
・股関節の使い方
などなど、限界ムーヴ中に意識しておきたいことが増えました。
これで、ボルダーも以前より楽しくなりました。
相変わらず3~4級前後をウロウロしてはいますが、先へと進む方法論は見えたので、楽しい状態です。
これって、助走の状態なんだと思っております。
だって、進歩しているとは感じていますから。
さて、本日の講習生。
OGさんが、オートビレイで初5.10aを完登!
その後、もう1本の5.10aをトライするも、ムーヴ解決ならず。
ONさんが、リードで5.10bを3便出して完登ならず!
1年くらい前にも、5.10bは登っておりますが。
そういうもんなんですよー。
だからこそ、出来るようになったことに目を向けないと、嫌になっちゃうと思うんです。
ちなみに、ONさんは1年前に比べたら、だいぶムーヴが安定してきたので、同じグレードでも確実に岩場向き、登山向きになっていると思いますよ。
具体的な講習内容
1コマ目:
・体幹の入れ方
・安定するまで手を出さない方法
・チョークの重要さ
・限界グレードのムーヴ解決練習
2コマ目:
・手をホールドに馴染ませる
・肘は曲げて良いので、ホールドから圧力を逃がさない方法
・ストレッチ
・実践本気トライ
①レストポイントで足を覚える意識
②先に足を上げておくか、後から上げるかを選択する意識
③ロワーダウン中に、覚えたいムーヴを練習する方法