1月22日(木)は、雨天にてロープワーク講習。
女性HSさん、女性KIさん。
今回のメインテーマは、ロープの畳み方と、終了点作業の結び替え。ではありますが、これって「出来るor出来ない」という評価をするものではありません。
どっちかと言えば、「上手いor下手」。
ヘビー読者の方には耳タコで申し訳ありません。
ロープの畳み方を通じて、
・何が原因で、ロープが絡むのか?
・その対策は?
・ロープを扱う手さばきを洗練させるには?
といったことを考える、切っ掛けにしています。
これでもって、マルチピッチやバリエーションに行って、ロープを上手く扱いましょうと。
で、終了点作業も同じです。
結び替えが出来れば良い、ってもんじゃありません。
・そこには、どんな事故例(あるいは、事故の可能性)があるか?
・予防策として、どんなことが出来るか?
・もっと、単純化して出来ないか?
を考える切っ掛けにしています。
今回は、ちょうどKIさんが当塾講習初めてで、私の結び替えの方法とは異なりました。
そこで、2人で
「お互いの方法は、アリかナシ(危ない)か?」
「どちらに、どういうメリットがあるか?」
「場面によって、使い分けた方が便利か?」
といったことを考えてもらいました。
で、それに対して、最後に私がコメントすると。
そうしたら、2人からは
「じゃぁ、ちなみにセルフ用にデイジーを持って行く、って方法は?」
「スリングでも良いんですかね?それとも、ヌンチャクの方が良い?」
などと質問がドンドン飛んできました。
まぁ、なんて狙い通りに動いて下さるんでしょう(笑)。
こうやって、ロープワークの原理そのものを考えていくことが、マルチピッチに繋がると思っております。
具体的な講習内容
・ロープの畳み方を洗練
・ロープの背負い方(HSさん)
・ロープを手で畳む方法(HSさん)
・結び替え
・フィンガークラック練習
ロープワークって、最初に1つの方法を覚えた段階だと、まだスタートラインに立っただけだってことですね。
いくつかの方法を知っていて、どれを選ぶか考えられるぐらいでようやく、少し分かってきたレベルです。