1月8日(木)は、湯河原にて岩場リード講習。
女性STさん。
<アプローチでの岩探し>
半年ほど前に、講習生用の見本としてボルトを買ってみたところ、とても分かりやすそうです。
まずは、現物を見て、強度を予想したり、仕組みを考えたり。
<ウォームアップを兼ねた、落ちる練習>
「このボルト、これしか入ってないんだー。」
「あー、このボルト、見たことあるある。」
「へー、こういう仕組みか。」
という具合に、理解を深めます。
<ボルトの種類>
「このルート、1本目は打ちかえられてませんねー。」
「上部は、落ちない前提で、~~ボルトしかないんでしょう。」
「このルートは、良いボルトの連続ですね。」
「あれ、このルートのハンガーって、ちょっと変な形ですね。」
といった具合に。
<今朝、増えましたアイボルト>
以前は、
・ケミカル
・ハンガー
・RCC
・リング
の区別が最低限。
工業用とか、ハンガーボルトでもイマイチなのがあることを知識として知ってもられば、十分という設定でした。
<ボルト見学ツアー>
でも、やっぱり構造が分かると違いますね。
例えば
・リングがちょっと浅打ちなのを見ても、それがどのくらいヤバいかが想像できるようになる。
・懸垂用などのアルミハンガーが、見抜けるようになる。
・見たことのないタイプのボルトに対して、警戒心が強くなる。
などなどの副次効果が得られています。
<アブラカダブラ(5.10a)の2便目>
で、ボルトの勉強をしている最中は、
「こんなの知ったら、ますます落ちられなくなりそうだねー。」
と言っていたSTさん。
実際は、最後の本気トライで落ちまくりでした(笑)。
一応、ボルトが良さそうなルートを選んでますしね。
<R.P.ながら、ちょっと納得いかない様子>
最近は、このボルトくん達を、車に積んでいることも多いです。
以前に岩場リード講習を卒業した方々は、夕飯のときなどに見たかったらおっしゃってください。
岩場では2時間とか掛けて教えている内容なので、バッチリは教えられませんが、10分やそこらで済む程度の説明なら、出し惜しみはしませんので。
具体的な講習内容
・ムーヴ講習
(足を置くときに減速する、足クロスをするか否か、股関節を曲げてみる)
・落ちる練習
・結び替え練習(様々なエラー集を体験できた)
・ボルトの種類
・実践本気トライ
※アブラカダブラ(5.10a)をR.P.2便
ただ、本人は「ボルトラインから逃げ過ぎて、反則っぽくないかなぁ。いや、でもあのラインしかないよなぁ。」と、帰りまで納得しかねる様子でした。