2015年5月15日金曜日

筆談講習

5月14日(木)は、昼と夜にムーヴLv.0が2コマ。

1コマ目が、女性KDさん、男性HSさん、女性Hさん、新規の女性WBさん。
2コマ目が、新規の男性2人組でOHさんとITさん、新規男性HDさん、復習で女性KIさん。
またもや、耳の聞こえない方が講習に参加。
数年前の1名の方、冬前の2名、そして今回の2名と、実に3組目です。

私、大学時代は教員養成系の学科にいたこともあり、聾学校、養護学校の勉強もかじりました。
思い起こせば、養護学校だけは幼稚部に教育実習にも行ったので、2種免許も持っていたような気がします。

思い返せば、大学の講義では

・障害の仕組みと解明されていないこと
・社会的な状況(就職、偏見、支援状況、などなど)
・本人が持ちやすい傾向
・授業の特徴

なんかをやりました。

ただ、すみませんが実際ほとんど忘れました。
(当時の教科書は、ほとんど捨てましたし。)

今後、こういう方がチラホラ参加すると、何かにつけて思いだして行くような気もしますが。

一方で、すごく役に立っていると思うのは、教育実習です。
最初の2週間は、あまりの違いに苦労するばかりだったのが、その後は

「結局、本質は同じなんだなー。」
と直観できたのを鮮明に覚えています。

最後は、養護学校の幼稚部(感覚的には、通常の幼稚園児より幼い)でさえも、

「お遊戯、絵本、外遊びをする中で、何かを学んで行くのを目の当たりにするのは楽しい。」
って思いました。
これは、かなり極端な例です。
こんなことは、当塾講習では起こり得ないでしょう(笑)。

でも、この例のお陰で、大抵のことは心に余裕が持てる気がします。

そういえば、外遊びをさせる中で何かを学んで行くのを目の当たりにするイメージは、残置無視・トポ無視のマルチ講習なんかとも、本質的に同じですね。

具体的な講習内容
・ダブルチェック
・カラビナの持ち方
・トップロープのビレイ(癖を指摘する程度)
・足をスタンスに馴染ませる
・一手一手レストする練習
・スピーディーに登るか、ゆっくり登るか(OHさん、ITさん)
・肩の脱力(OHさん、ITさん)
・骨盤の出し入れ(HDさん、KIさん)
・引き付ける方向を意識する(KIさん)

HDさんは、もうジムリード講習を受けてO.K.というレベルに達しております。
マルチまで目指す算段ということですので、焦らず頑張って行きましょう。