5月23日(土)は、マルチピッチリード講習にて、三ツ峠。
女性ARさん、男性FKさん。
<快晴!>
特に、今回の2人にとっては、三ツ峠の残置無視、オンサイトトライは、それなりに難しいものです。
<いつ見ても、デカイなー>
1日目のみを、本気トライ。
これで、思う存分に出し切れます。
<オブザベ中>
マルチピッチで混乱しがちな、ロープワークについて、体力を使わずに練習タイム。
<ハーケンを打って、実際に静荷重してみる実験>
<FKさんは、ビレイ点作り練習>
「カムを、どれだけ持って行こうか?」
「ビレイ点は、どんな感じに作れそうか?」
「出だしのハング越えは、どんなムーヴになりそうか?」
<1ピッチ目のAR姫>
9割方オンサイト出来そうなピッチを選んでおりましたが、それでも行きつ戻りつしながら、十分に時間を掛けて登ります。
<なかなか良いクラック>
<核心、抜けた!>
そこで、荷揚げも頻繁に使います。
<ワイドムーヴ!>
<ザックは、数メートル下にあるため、これから荷揚げ>
<姫にしごかれる組長>
そこで、核心ピッチの前後では、ビレイ点のテラス毎に10分ほどの休憩をとりました。
(意図的ではなく、息が上がっていたので、「10分くらい休憩しましょうか?」と声掛けした程度)
<十分に大レストして、2ピッチ目へ>
1ピッチ目のフォローで、フラフラに目を回していたFKさん。
10分休憩を含む、20分以上のビレイ点作業の後で、2ピッチ目にオンサイトトライ!
個人的には、2ピッチ目の方が悪いと思うのに、見事にオンサイト!
<組長、渾身のトライ>
<フォローで、何度も落ちるAR姫>
<でも、楽しそう!>
<さすが、三ツ峠の景色>
マルチは、スピードも大事です。
特に、日没が迫るようなシチュエーションだと、それは確かです。
で、今回の2人が採用した戦略は、あえて逆を行くものばかり。
「焦らず、ゆっくり、時間を掛けて」
<スクランブル交差点のような混雑>
マルチピッチとはいえ、各ピッチが本気トライなら、本気トライ戦略を使おうって話。
また、マルチピッチに不慣れな2人が、ロープワークをじっくり考えられる余裕もあったようです。
<渋滞回避して、ハンドクラックへ>
<ようやく空いてきた17時>
いつも通りの長丁場です。
でも、本当に有意義な6時間だと思うんですよ。
<トップアウト目前>
初登攀気分で、トポを見ずに山頂へ!
クライミングって、初級者でもこんなにも楽しめるものなのかと、感じ入ります。
<人生で数回しか経験がないという、Vサインを見せる>
今後は、仲間ともマルチピッチを楽しんでくださいませ。
もちろん、マルチピッチ講習の復習参加、研修登山、冬の講習と、オプショナルな講習も各種あります。
これからも、長い目で山を学んで参りましょう。
<完登で、苦労も吹っ飛ぶ!>