6月4日(木)は、岩場リード講習にて、小川山。
奈良の男性TDHさん、男性SGさんの2名にて。
マルチピッチを考えると、クラックとスラブは必修科目です。仮に、未踏の壁(といっても、100mくらいの小ぶりなもの)があったとしましょう。
クラックは、カムが使えるので、1ピッチのショートルートと同じくらい安全に登れます。
いわゆる、壁の弱点になる訳です。
で、大きな壁にクラックが無い場合が問題です。
理論上は、ガバガバの垂壁なら、プロテクション無しでも突破出来るのですが、10mも続くと一般人の我々には尋常じゃなくビビりが入ります。
そこで、プロテクションが取れないなら、せめて傾斜の寝た面、となります。
つまり、「簡単なスラブなら、ランナウトしてもどうにか」という発想です。
ところが、スラブを苦手とする人は、当塾でも結構多いです。
クラックは、マルチピッチまでの必修科目にしているので、全員それなりに出来ますが。
で、「岩場リード講習を小川山でやるときに、是非とも復習受講を!」
とオススメしている次第です。
本日のSGさんは、ジムのボルダラーで2級をR.P.するようなツワモノですが、スラブじゃあ5.7でもガクガクブルブル。
ただ、そのぐらいのグレード格差がある人の場合、1日で5.9がガクガクブルブルくらいまで上達しちゃいますけどね。
でも、そこから先は、5.8と5.9を何本も登って、ようやく5.10aをトライ出来る自信が付いたりする感じです。
スラブも、下積み大事ですよ。
具体的な講習内容
・アプローチ練習
・スラブのムーヴ講習
・ボルトの種類(復習)
・ヌンチャクの向き(復習)
・実践リード練習
・流動分散、固定分散
・結び替え
・リードで落ちる練習
・実践本気トライ
TDHさん:かわいい女(5.8)をオンサイト