6月19日(金)は、岩場リードが雨中止にて、ムーヴ講習。
奈良の男性TDHさん、女性Hさん。
フリークライミングのルールの意味を説明するとき、2つの方向性があると思います。①もともとフリーソロで登りたかったんだけど、あまりにも危ないからロープを付けてます。
「ロープが無くても死ななかった!」=「完登!」
※ヨセミテ的な流れ
②もともとエイドでも岩は登っていたんだけど、「ムーヴに関しては、“ありのままの岩”を登ろう。」って発想。
※マルチピッチなどの岩壁の流れ
どっちかって言うと、イメージしやすい①を使うことが多いです。
次に、ジムのルールについて。
「この壁に、そのホールドしか無い」という想定で登っています。
これも、本当にそういう例を見ると、理解できると思います。
分かりやすいのがコンペ(試合)。
そのルートに必要なホールド以外は、全て外して、
「このホールドを、自由に使って、上を目指せ。」というシンプルなルールです。
だから、ホールドが付いていない壁を押したり、背中を押しつけたりするのは、ルール上もO.K.。
ホールドを、手足以外の身体で押さえても、ルール上はO.K.。
どっちも、工夫の1つです。
でも、本当は無いはずのホールドにバランス補助されたりすると、反則という訳です。
どっちも、中上級者には当然過ぎる話でしょうが。
大前提となる知識も、はっきりとイメージしておいた方が、あとあと分かりやすいですよね。
具体的な講習内容
・足をスタンスに馴染ませる
・足を移動させるときに、反動を使う方法
・リードのビレイ練習
・落ちる練習&止める練習
・実践本気トライ
TDHさん:5.10dをオンサイト
Hさん:5.10aを再登