2012年6月23日土曜日

ストーンマジックの3大魅力?

6月22日(金)は、ストーンマジックにて6時間コース。
マルチピッチ体験の予定でしたが、雨にて変更。
ストーンマジックには、写真のような擬岩があります。

そこは、トップロープで体験クライミングが出来るだけでなく、懸垂下降などのロープワーク練習がしやすいように設計されています。

たとえば、

・トップロープ支点の他に、懸垂下降などの支点にしやすい支柱がある
・ビレイ点、終了点作業がしやすいように、小さいテラスがある
・そもそも擬岩なので、ちょっと雰囲気が出て、初心者が程よく緊張する
・Ⅲ級くらいのラインから、5.7くらいのクラックまで、講習のために何度も登るに適したラインの数々

といった設計。
ただ、本当によく出来ているので、雨の土日なんかは混む日もあります。

ただ、隣の子供用のジャングルジムみたいなものがあり、そちらもロープワーク練習に適しておりますので、逃げ場はあります(笑)。
次に、普通のルートエリア。

ここは、いつも空いていることが多く、リード講習には適しております。
壁を占拠も何も関係ないくらい空いておりますので、落ちる練習も自由に出来ます。

空いている理由は・・・
自分の目で、確かめてみましょう。
最後に、名物のクラック。

最も基本的な、ハンドジャム、フットジャム、フィストジャムを講習するには最適の場所です。
岩場より練習になる部分もあるくらい、典型的なクラック登りが要求されます。

というのも、講習生がチャレンジ可能な5.8って、ジャミングは一部にしか使わなかったりするルートも多いのです。

ここで、テーピングの巻き方も一度試しておくと、実践でも楽です。

ただし!
これは、擬岩ほどは雰囲気が出ていないので、本当にトレーニング課題。

初心者がクラック嫌いになる可能性もはらんでおります・・・。
できれば、指導者の下で体験することをオススメしたいですね。
具体的な講習内容
<フォローのためのロープワーク>
・スリングの収納方法
・アルパインクイックドローの作り方
・ギアラックの整理方法
・カウテールの作り方
・リード&フォローから懸垂下降の練習
・コール無しの流れ
・ロープのさばき方

<リード&ビレイの練習>
・落ちる練習&止める練習
(ビレイヤーの立ち位置、墜落距離の予想、など)

<クラック体験>
・ハンドジャムのサイズ調整方法、など

本日は、ストーンマジックを味わい尽くした6時間講習
あとは、自分のトレーニングでボルダーをやれば完璧でしたが(笑)。

ODさんは、名物クラックの下部をついに完登!
YSさんは、フォローのロープワークにかなり慣れて来ました。
得意は人それぞれ、これまでの経験値に依りますね。